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【作品解説】
第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門で、並み居る秀作を抑え、卓越したオリジナリティと抜群のユーモアセンスが評価され、作品賞を受賞した話題作。ディレクターズカット版『歓待1.1』となって再起動!
下町の印刷所で、一見「平和」な生活を営む小林家の元にフラリと現われた胡散臭い訪問者・加川。のらりくらりと家族を煙に巻き、居座り、引っ掻き回していく。加川の横暴に戸惑いながらも、変化を余儀なくされていく小林家。そしてついにとんでもない事件が! 次第に崩壊していく、つぎはぎだらけの家族模様を、洗練されたユーモアで包みながら、時にシリアスに問題提起をし、時に爆笑を誘う。共同体と排除の問題を抱える現代日本を鋭く風刺しながら、家族とは何かを問いかけた、普遍的でいながら斬新な作品がついに完成した。
世界の映画祭が注目する新進気鋭の深田晃司監督と、プロデューサーも兼ねる弱冠26歳の国際派女優杉野希妃、そして平田オリザ率いる青年団の演技派俳優たちによる、映画にしか成しえないテツガク喜劇。閉塞感を打破し世界を大きく掴む、怒濤の”グローカル”映画!
【作品あらすじ】
東京下町の一角に今日も響く輪転機の音。若い妻(夏希)と前妻の娘(エリコ)、出戻りの妹(清子)と暮らしながら印刷屋を営む小林幹夫。最近の事件と言えば娘の買っているインコが逃げ出したことぐらいの「平和」な一家に、突然訪れた流れ者・加川花太郎。髭モジャ、慇懃無礼な加川は、のらりくらりと小林家の内部に入り込み、かりそめの平和をかき乱していく。次から次へと訪れる来訪者に翻弄される小林夫妻の明日はどっちだ!
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